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秋といえば

○○の秋

金木犀芳しい候、いかがお過ごしですか?

食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、○○の秋と例えられることが多い季節ですが、みなさんは何の秋でしょうか?

私は………全部です(笑)コラムを読んでいる方は大体想像がつくと思うのですが、どうやら多趣味のようでして。あまり自覚はないのですが、周りの方と比べるとどうもそうみたいです。

スポーツの秋

子どもの頃から運動は大好きで、社会人になっても様々なクラブに属し、汗を流しました。その中でも一番長く接したのは、野球とサッカーです。

東京で生まれ育った方の中で、物心ついたときにはもう巨人ファンだったという方も少なくないのではないでしょうか。私もその一人です。長嶋さんの現役はさすがにリアルタイムで観られませんでしたが、王さんのホームランに一喜一憂し、次の日はその話題でもちきり、一本足打法をよく真似たものです。読売新聞を購読していると観戦チケットやグッズがもらえて、とても嬉しかったことを覚えています。王選手が世界記録の756本を打った記念タオルを宝物のように持っていました。

ウリハッキョには野球部がなかったので、というかサッカー部しかなかったので、選択もくそもなくサッカー部に入りました。野球がやりたくて、6年生のときに同級生たちと一緒にチームを作って、王さんが協賛しているリーグに所属しました。出来立てほやほやだったので、めちゃくちゃ弱かったけど、荒川の土手のグラウンドで毎週練習もして、とても楽しかったです。高校、大学、社会人と長いこと携わりました。野球から教わったことは数え切れません。現在、野球を出来る環境にないのが残念です。無心で白球を追いかけたい今日この頃です。

サッカーを好きになったきっかけは、完全にキャプテン翼の影響ですね。余談ですが、作者である高橋陽一先生が葛飾区に住んでいらして、何度かお見かけしては大喜びした記憶があります。前述の通り、サッカー部に所属するのですが、男子全員サッカー部なので、4年生のときはまともに練習をさせてもらえず、玉拾いばかりしていました。そんな環境で好きになるわけもなく、ときを過ごすのですが、キャプテン翼に出会って楽しさを感じるようになりました。そんな中、突然バレーボール部が新設されることになり、背が高いからバレーボールをやりなさいというわけのわからない理由から、バレーボール部に所属することになりました。あのときサッカーを続けていたら、また違った人生を歩んだのではなかろうかと後悔することがあります。そんな経験があったからか、子どもたちに強要することは絶対にしません。

サッカーが一番楽しかった時期は、大学の頃だったでしょうか。当時ストリートサッカーが流行っていて、授業が終わると日が暮れるまでやっていました。パンの籠をゴールに、飽きず毎日のようにやりました。今日はやめておこうかなと思ったときも、ボールを片手に後輩から誘われると、ついやってしまいます。1年生と4年生はあまり接点がないのですが、このおかげで仲良くなりました。かけがえのない思い出の1ページです。卒業してからも朝青サッカー部に所属してボールを蹴りました。年を重ねる毎に楽しくなり、技術では勝てなくても体力では若い者に負けないという思いで必死に走りました。新潟の師匠とも言える同名の先輩と未だ衰えを知らぬキングカズがサッカーを続ける限り、自分も続けるという強い思いを抱きながら励みました。しかし、ちみートークの立ち上げのためにサッカーを辞めました。50歳までがんばるぞ、ファイト50!!という思いで買ったF50のスパイクは、すっかり埃をかぶってしまいました。

読書の秋

漫画、ドラマ、映画、ゲームなど、ストーリーのあるものは何でも好きなのですが、今は読書が一番好きです。もともと本を読む習慣はなく、もっぱら漫画を好んで読んでいたのですが、東野圭吾さんの容疑者Хの献身に胸を打たれ、読書にどっぷりハマりました。同氏の作品だけでなく、人が薦める本はなるべく読みました。今まで読んでこなかったせいか、水を得た魚のように貪り読みました。読み終えたときに、余韻の残る作品が好きで、その後どうなったのだろうとか、自分だったらどうしただろうと考えさせてくれる作品が好きです。

ところが最近はまったく読まなくなりました。読めなくなったという方が正しいのかも知れません。少し大袈裟ですが、生活の3分の1をちみートークが占めてしまって読書をする余裕がなくなってしまいました。細かな作業もそうですけど、何をどうしようか考えているとつい時間が過ぎてしまいます。本を開いても、すぐちみートークのことを考えてしまって、ページは進むも内容が全く入らず、ページを戻しては読み返すを繰り返していたので、読むのをやめました。もうかれこれ半年ほど、同じページに栞がはさんであります。ゆっくり読書を楽しむ余裕が出来る日が来ると嬉しいんですけど。

ちみートークの秋

決して前述のことを悲観しているわけではなく、むしろそれ以上の楽しみを得て、充実した日々を過ごしています。それは言わずもがなちみートークのことです。様々な不安要素も、開催すれば一気に吹き飛びます。参加された皆様が楽しんでいる姿を見るとこっちが楽しくなります。席替の際、移動を促してもなかなか移動しないのを見ると、楽しんでいるところ申し訳ないという気持ちと、移動したくないほど楽しんでいるという喜びを感じます。もちろん進行を妨げられているので、苛立ちもしますけど(笑)

二次会に参加された皆様とお話するのが本当に楽しいです。感想を述べてくれたり、感謝を伝えてくれたり、今後の運営についてアドバイスをくれたり。つい嬉しくて飲みすぎて語り過ぎるところが玉に瑕ですけど、それすらも楽しんでくれる参加者もいてくれて代表冥利に尽きます。

ちみートークは、仲間の勝利(未来のパートナーを見つけること)のために身体をはって気合い入れて走ろうって気にさせてくれます。ペナントレースを戦うかのように作戦を立て、勝利の方程式を構築しようと必死になります。筋書きのないドラマを生で見ることが出来ます。趣味を超越する喜びと感動が、ちみートークにはあります。もっともっと拡大して盛り上げて行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。

長くなりすぎたので食に関しては、またの機会にさせていただきます。

最後に、黒足の料理人が仲間に加わったことをお伝えします。なかなかの腕前です。くそよろしくお願いします。